日本のお父さん、お母さんお疲れ様です!
今回の記事はこんな悩みを解決できるようになっています。
本日の内容は、育児休業についての記事です。
育児休業を聞いたことあるけど、詳しく理解していないお父さんたちが多いのではないでしょうか?
そういう人の疑問を解消できるように、今年の2月に育児休業を取得した私が解説します。
実際に取得したときのエピソードを交えて説明するので、ぜひ最後まで見てください!
それでは解説していきますね。
育児休業とパパ育休ってなに?
ここでは育児休業ってどんなものか解説したい思います。
そもそも制度について理解ができていなければ、計画的に取得することができませんからね。
しかし、育児休業も法改正されたりとややこしい部分があったりするので、どういうものかをポイントを4つに絞ってお伝えしたいと思います。
育児休業と育児休暇の違い
まず、育児休業と育児休暇というめちゃくちゃ似てる言葉があります。
似ているので同じものだと考えてしまいがちですが、全然違いますのでこれから説明しますね。
何を隠そう私もこの2つが、呼び方を変えてるだけで内容は
同じものだと思っていました!笑
育児休業 | 育児休暇 | |
---|---|---|
制度主体 | 国の制度 | 会社の制度 |
取得権利 | 条件を満たせば、必ず取得できる (会社は断ってはいけない) | 制度の有無は会社による 取得の可否は会社が判断する |
国の給付金 | 育児休業給付金 (休業開始時賃金日額✖️支給日数✖️67%) ※6ヶ月以降は50% | なし |
要するに、国の制度か会社の制度かの違いということです。
育児休暇の方は、会社の制度なので国からの給付金は出ませんし、会社によってはそう言った制度がないところもあると思います。
将来子どもを作って家族を持ちたいと思っている人は、就職活動や転職活動をする際はこういった福利厚生をしっかり見ることも大事ですね。
育児休業と産後パパ育休
2022年10月1日に改正育児・介護休業法が施行され、もともとあった育児休業にプラスして、産後パパ育休(出生時育児休業)制度が始まりました。これがパパ育休と呼ばれています。
2つの制度の内容については、次のとおりです。
育児休業 | 産後パパ育休 | |
---|---|---|
対象期間 取得可能期間 | 原則子どもが1歳に達するまでの うちで、従業員が申し出た期間 | 子どもの出生後8週間以内で4週間 (28日間)が上限 |
回数 | 2022年10月より2回に分割して取得可能 (2022年9月までは原則1回) | 2回に分割して取得可能 |
申出期限 | 原則休業の1ヶ月前まで | 原則休業の2週間前まで 労使協定を締結することにより最長休業の 1ヶ月前までとすることができる |
休業中の就業 | 原則就業できない | 労使協定を締結することで休業中に 就業することができる |
大きな違いとしては、対象期間と休業中に働くことができるか、できないかということです。
産後パパ育休の場合は仕事ができるという点が、育休が取りにくい場合にとりやすくなることが利点だと思います。
そして、この2つの制度をうまく使うとこうなります!
産後パパ育休を使用して、出産後の退院までの期間と分割(2回)して期間をおいて休みを取得できます。
また働いている職種によっては、一気に休みを取られるより分割した方が良い場合もあるので、その点にも対応可能です。
出産後のママは入院するので、子どもがいる場合はパパがお兄ちゃん、お姉ちゃんを見てあげないといけません。
つまり、産後退院するまでの期間を分割した1回目を活用して、残りの2回目をママの希望に応じて取ることができるということです。
そして、その後の育児休業は各家庭の事情によりますが
もしママが働いている場合、上記の内容のように育児休業を夫婦で交代で取得できれば
ママも職場復帰がしやすく、パパも分割することで休みを取りやすくなります。
分割できることで、各家庭の状況に合わせて育児休業が取れるようになったから、とてもありがたいですね!
実は、私も産後パパ育休をちゃんと理解していませんでした。
そのため、産後は会社の育児休暇、奥さんが実家から帰ってきたときから育児休業を活用しました。
産後パパ育休のことを理解していれば、「本当はもう少し休みがとれたのにな」っと後悔しています。
職場の方から、「どれくらいの期間取ることができるのか?」「どのように活用するべきか?」などは
おそらく誰も教えてはくれません。
「家族をためにも自ら情報を取りにいく事が、とても重要だと思います。」
パパ・ママ育休プラス
この制度は、パパとママがともに育児休業をする場合に一定要件を満たせば、育児休業の対象となる子の年齢が
1歳2ヶ月にまで延長できるものです。
一定要件は…
- 配偶者が子の1歳に達するまでに育児休業を取得している。
- 本人の育児休業開始予定日が、子の1歳の誕生日以前であること。
- 本人の育児休業開始予定日は、配偶者がしている育児休業の初日以降であること。
普通に育児休業を取ると、子どもが1歳になったら終わってしまうけど、夫婦で協力して取れば1歳2ヶ月育休取れるよって制度だね。
取得条件
育児休業・産後パパ育休だからと言って、子どもが産まれた人がすべて取得できる訳ではありません。
3つの条件に該当していないか確認しましょう。
- 入社1年目未満の場合
- 育児休業届出の日から1年以内に雇用関係が終了することが明確である場合
- 1週間の所定労働日数が2日以下の場合
引用:厚生労働省 育児休業特設サイト
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/ryouritsu/ikuji/
育児休業とパパ育休のメリット・デメリット
ここでは、育児休業にメリット・デメリットについて説明します。
メリット・デメリット知った上で育児休業の取得してもらいたいです。
特にデメリットは、考え方を変えればメリットになる部分もあると思います。
メリット
- 奥さんの負担を軽減
- 子どもの1番かわいい時期に育児をすることができる
- 子どもの成長を実感
奥さんの負担を軽減
パパが家事や育児を一緒に手伝うことができれば、ママの負担を軽減することができます。
特に初めて出産後は、何もかもが初めてのことなのでママはとても不安です。その不安を少しでも和らげるようにパパには頑張って欲しいところです。
子どもの1番かわいい時期に育児ができる
やっぱり子どもは赤ちゃんのときが1番かわいいです。
そして、なんと言っても抱っこしたときに赤ちゃんから香る甘いにおい!もうたまりせん
僕も久しぶりにあのにおいを嗅ぎましたが、「あぁ〜かわいい!」ってなります。
初めて経験するパパは、ぜひメロメロになって欲しいと思います。
ちなみに私はメロメロです。笑
子どもの成長を実感
休業中は赤ちゃんもそうですが
兄弟がいる家庭ではお兄ちゃん・お姉ちゃんとも接する機会も増えます。
そうすると、今まで見えなかった子ども達の成長を感じることができます!
赤ちゃんの成長だけでなく、子ども達全員の成長を感じることができてとても嬉しいですよ。
デメリット
- 給与が無給になり、家計の収入が不安
- 職場への配慮
給与が無給になり、家計の収入が不安
育児休業に入ってからは給料は支払われなくなります。
育児休業の説明でもお話ししましたが、育児休業給付金が6ヶ月(180日)間は休業開始時の賃金67%
その後は育児休業終了時まで50%が支給されます。
給付金が貰えるとはいえ、満額ではないのでやはり不安になると思います。私の場合育児休業1ヶ月取りましたが
それだけでも、いつもの給料日にお金が振り込まれていないのを見ると不安になりました。
給付金も申請後、2〜3週間で審査が完了し、事業者に決定通知書が届いてから1週間程度かかるので、そういう点ではデメリットになってしまいます。
職場への配慮
いくら国が育児休業を促進していても、職場にはこんな奴らがいます。
- 「わしらの時代には、そんな休みなんか取れんかったのにええなー!」
- 「家におってもやることなんかないやろ?」
- 「この忙しいときに休むんか?」
こういった古臭い考えをいつまでも押し付けてくる奴に限って、仕事はできないし
プライベートもパチンコ行ったり酒ばかり飲んでる奴らが多いです。
そういう奴らの小言を聞きながらお願いしないといけないのはイライラいしますよね。
また、一緒に仕事をしている良い同僚にも少なくとも迷惑をかけてしまいます。
そういう点がデメリットかなと感じます。
デメリットの改善点
上記で2つのデメリットを説明しましたが
このデメリットは考え方次第ではメリットになるし、あまり考えすぎなくていいと思うので解説します。
給料が無給になる点は、無給にはなりますが仕事に行かなくて良いので家での時間が増えます。
育児や家事は大変ですが、夫婦で協力してお互い隙間時間を作ることができれば…
・本業で給料UPに繋がる資格の勉強
・起業・副業を始めるための準備
このような、隙間時間を自己投資(スキルアップ)に有効活用できます。
自己投資で得たスキルでお金を稼ぐことができれば、それはメリットにもなりますよね。
しかし、あくまで育児休業がメインであることを忘れないようにしてください!
スキルアップをメインにして、家事や育児が疎かになっては本末転倒です。
子どもが寝ているときや交代で奥さんが見てくれている時間を活用しましょう。
職場への配慮については、みなさんにとって本当に大事なものは家族と仕事どっちですか?
私の場合は即答で家族です!そうなると職場への配慮を意識しすぎるのは、全く意味がないし時間の無駄です。
ハッキリ言って職場に迷惑がかかるといっても大したことないです。
組織にいれば、自分の代わりなんていくらでもいます。
育児休業は家族のための使う制度です。
職場のことは気にせず取得していきましょう。
育児休業をして良かったこと
ここでは、私が実際に育児休業を取得して良かったことをお話しします。
良かったことはこの3つです!
赤ちゃん返りの対策
私の家庭には、お兄ちゃんが2人います。2人ともお兄ちゃんとはいえまだまだ甘えん坊です。
どうしても奥さんは、母乳をあげたりするので赤ちゃんに集中してしまいます。
そういうときに、今回は私がお兄ちゃん達の面倒を見ることができました。
寂しい思いをさせることがなかったので、赤ちゃん返りすることもなく、2人とも三男を大事にお世話してくれています。
特に次男はママを取られるということが初めて経験でした!
次男のフォローをしっかりできたのは良かったです。
気持ちに余裕を持って、家事と育児ができる
私はもともと家事や育児は積極的にやる方ですが、やはり次の日が仕事と考えると…
本当はもう少し子供と遊んであげたいけどやめてしまったり、できる家事も奥さんに甘えてしまってやらなかったりすることがありました。
それが育児休業になると、長期の休みになると仕事に行かなくて良いので気持ちに余裕ができます。
気持ちに余裕があると、子どものわがままを許せたり、奥さんのお願い事をすんなり受け入れることができるんです。
そのため、育児休業中はいつも以上に奥さんに優しくできたと思います。
気持ちに余裕があると優しく接することができますね!
隙間時間で趣味・勉強
私は来年度で家族のために自分が仕事環境を選ばずに、フリーで仕事をしたいと考えています。
現在はwebライターの勉強だったり、ブログや資格の取得など、隙間時間を利用して自己投資ができました。
仕事をしていると時間が限られていますが、育児休業中は家事・育児に励みながら時間の有効活用が可能です。
次の日が休みだと、子どもが寝た後に遅くまで作業をすることができるのでとても良かったです。
育児休業中の反省点
育児休業で、家族との時間も増えて良かったことがたくさんありとても充実していました。
しかし、1個だけ反省点があります。
それは子どもだけでなく、ママとのコミュニケーションも忘れないということです。
自分としてはコミュニケーションを疎かにしているつもりはなかったのですが…
育児休業の中盤あたりに、「せっかく家にいるんだから、子どもが寝てるときはゆっくり会話をしたいな」と言われてしまいました。
出産直後のママは、気持ちも不安定になるし、家に1人でいるときはとても孤独だと思います。
そういった奥さんの気持ちを理解してあげるまでに、ちょっと時間が掛かってしまったので反省しています。
反省と日頃の感謝を込めて、その日から肩揉みをしてあげることに。ママの機嫌も直りました!笑
まとめ
私は育児休業を取得して、子育てに楽しさを改めて実感しました。
家族と過ごせる時間が、どんなに大切でどれだけ貴重なものかを再認識できました。
日頃お仕事を頑張っている、パパに育児休業を取得してもらって
子どもとの貴重な時間大切にして、子育てが楽しくなってもらえたら嬉しいです。
そして、育児休業を通じて日頃家庭を守ってくれている、ママへの感謝を言葉で伝えて欲しいなと思います。
本日も最後まで聞いを読んで頂いてありがとうございました。