日本のお父さん、お母さんお疲れ様です!
突然ですがみなさん、この数字は何を表しているかわかりますか?
母親7年6ヶ月
父親3年4ヶ月
親が子どもと過ごす時間は?母親とは約7年6ヶ月、父親は約3年4ヶ月!
関西大学:保田時男 https://www.kansai-u.ac.jp/ja/about/pr/media/2022/07/post_67189.html
正解は…親が子どもと一緒に過ごせる時間です!
多分ほとんどの人が「えっ!意外と短い」って思ったのではないでしょうか?
これは、以前にバラエティー番組『チコちゃんに叱られる』(NHK総合テレビジョン)で紹介された内容です。
私も正直最初この記事を見たときは「そんなわけないだろ!」って感じでしたが…
共働き世帯が増えている現状を冷静に考えてみると、現実的な数字なのかと考えます。
こんな現実的な数字を見せつけられてしまうと
今から子育てを始めるお父さん、お母さんたちはこう思うのではないでしょうか?
こんなに短い時間しか過ごすことができないなら、絶対に後悔する子育てをしたくない!
そのような方達のために、子育て始めて7年目の私が【今までに子育てで後悔したこと】をお話ししたいと思います。
私の失敗談を聞くことで、乳児期、幼児期までの子育ての失敗を未然に防ぐことができます。
子育てを楽しいものにするために、ぜひ最後まで見てください!
子育てで後悔したこと
それでは、私が子育てで後悔した経験談を話していきたいと思います。
子育てを始めて7年目、まだまだ新米パパですが後悔したことがたくさんあります。
保育園・幼稚園選び
子どもが1歳ぐらいになると、仕事復帰のために保育園や幼稚園を決めることになると思います。
特に仕事に復帰しようとしている親御さんだったら、預ける先が見つからなければ仕事に行くことができません。
焦る気持ちはとてもよくわかります。今は保育園に入園できるのは、利用者の増加でとても困難な状況です。
ただ、焦ってしまうとこのような理由で保育園・幼稚園を決めてしまうのではないでしょうか?
- 家から近いところ
- 職場の近くだったら送り迎えしやすい
- 〇〇さんからあそこの保育園は評判が良いって聞いたから
私が長男の保育園を決めたときがそうでした。
家の近所にある保育園が入園可能だったので、何も考えないままそこの保育園に決めてしまいました。
しかし、子どもが保育園に行き始めて1年も経たないうちに「保育園に行きたくない」と言い始めました。
そこから数週間すると…
保育園に行く前になると、子どもが食べたものを吐くようになってしまい体調が不安定になりました。
いろいろ事情を聞いてみると、園では息子ができないことがあると厳しく怒られたり
集団で何かするときについていけなかったら、活動させてもらえず見学させられている状況だったそうです。
私の長男は自閉症スペクトラム症です。
集団行動が苦手なためできないこともあります。
息子の特性を理解するように園にもお願いしていたのですが、全く理解してもらえず長男には辛い思いをさせてしまいました。
保育園・幼稚園に入園させることは、仕事するためには必要なことです。
園が子どもに合わないことで登園しぶりや体調を崩して登園できなくなると、その方が仕事に行けなくなってしまいます。
焦っても良いことはありません。子供たちのためにも慎重に選ぶようにしましょう!
他の子と比べる
息子の成長のスピードゆっくりだなと感じたときに、これも個性だから大丈夫と言い聞かせていました。
しかし、保育園に行き始めてから園の先生に「できることが少ないので、しっかり家でも練習させてほしい」と
言われるようになってから、私も妻も不安になり子どもに対してできることを増やそうと厳しくしてしまうときがありました。
「近所の子は、キックバイクに乗れているのになんでうちの子は?」
「ごはんもポロポロ落とすし、なんでしっかり食べられないの?」
「なんで友達の輪に入って遊ぼうとしないの?」
当時の私たち夫婦は他の子どもと比べてばかりで、我が子の良いところには全然目を向けていませんでした。
子どもにはひとりひとり個性があるし、成長のスピードも人それぞれです。大人だってそうだと思います。
子どもを信じて、暖かく見守っていくことが何より大切なのだと改めて思います。
夫婦喧嘩
今は夫婦でしっかり子どものことも話し合えるし、妻とも仲良く過ごせていますが…
長男が産まれたときはよく喧嘩をしていました。
なぜ、あんなに喧嘩していたのかと考える当時はこういう心境だったのだと思います。
- 親になりきれていなかった
- 初めての子どもで育児に対しての不安
- 気持ちの余裕がなかった
今は3人の子どもを育てていますが、当時の私はなんでそんなに余裕がなかったのかと聞きたいくらいです。
夫婦喧嘩は子どもに悪影響です。親が仲良くしてないと子どもは本当に悲しそうな顔をします。
子どもの笑顔は、親にとっての活力になります!
子どもの笑顔のために、夫婦仲良くしましよう。
妻に任せきりになっていた
これは特に世の中のお父さんたちがやってしまいがちなことだと思います。自分もそうでした。
家庭によって状況は違いますが、今の日本現状では父親が一家の大黒柱として仕事をしている家庭が多いです。
仕事が大変なのは本当によくわかりますが、「家庭を守っている奥さん・仕事も家事も頑張っている奥さん」も本当に大変です。
子どものことで相談があったときは、「全部任せるのではなく」しっかりお互いに意見を出し合い決めていってください。
意見がないのであれば、「奥さんがどういう思いでその決断をしたのか」しっかり聞いてあげましょう。
話を聞いてくれたことに意味があると思います。
支え合うために結婚し共に生活をしているのだから、協力していきましょう!
住まいの選択
家族が増えたら考えなければいけないのが、自分たち住まいをどうするかです。
私は次男が産まれるタイミングで、一戸建ての家を建てて住むようになりました。
当時は「家を建てたら一人前」みたいに変な考えがあったように思います。
家を建てたことに後悔はないのですが、家を建てる最大のデメリットは…
何かあったときに引越しすることができないということ。
それを痛感したのが、長男が小学校に入学する年でした。
私の長男は自閉症スペクトラムの診断を受けており、対人関係が苦手、強いこだわりがあるなど集団になると自分を出せないところがありました。
現在は少人数の田舎の学校に通っているのですが、校区内ではないためもう一つ住まいを借りて、二重生活している状況です。
これが賃貸で住んでいる状況なら、息子の特性にあった小学校に柔軟に対応することができました。
そして、経済的な負担も減ったはずです。
もし家を建てるであれば、場所にはとことんこだわって欲しいなと思います。
「実家に近い」「土地の費用が少なくてすむ」「交通の便がいい」などいろいろ条件がありますが…
そのなかに子どもの教育環境をぜひ加えて欲しいです。
子育てで後悔する前に知ってほしいこと5選
次に私と同じ後悔をして欲しくないので、そのために知っておいてほしいこと紹介します。
これから紹介することに気をつければ、子育ての後悔を減らすことができますので確認してください。
自分の目で確かめる
人からの情報やインターネットで情報は簡単に見つけられて、信ぴょう性も高く感じられます。
ただし、全ての人にとって正しい情報だというわけではありません。
私のようにインターネットや他者からの情報を鵜呑みにして、なんでも決めてしまうと後悔することがあります。
自分の目で確かめることで、次のようなことがわかります。
「園の雰囲気」「登園している子どもの表情」「働いている先生たちの対応」
「園の雰囲気」は、園の環境がどんなものか、どのような施設なのか確認することができます。
パンフレットやネットの画像だけではわからないことも多いです。
「登園している子どもの表情」は、子どもが楽しそうにしている園は子どもたちが安心して登園できている証拠です。
つまり、先生たちの対応も良いということ自然とわかります。
「働いている先生たちの対応」は、人数が多い保育園や幼稚園だと、子どもが怪我をしないようにただ見守っているだけのところもあります。
先生が子どもたちと楽しそうに活動しているところは、やはり子どもたちも表情が明るく楽しそうです。
もし共働きで保育園・幼稚園に預けることになると、子どもは多くの時間を保育園・幼稚園で過ごすことになります。
家以上に過ごすことになる場所は、楽しく安心できるところにしてあげないといけません。
楽しく安心できる保育園・幼稚園であれば、子どもも行くのを嫌がったりしなくなります。
安心して仕事に臨むためにも、保育園・幼稚園を選ぶときは必ず自分の目で確かめてくださいね!
子どもの前では喧嘩をしない
家族のなかでも夫婦だけは血が繋がっていません。
考え方が違ったり、自分のことをわかってもらえなかったり、些細なことでイライラしてしまうのは当然のことです。
私は正直夫婦喧嘩をすることは悪いことではないと思っています。
なぜなら、お互いに言いたいことがあっても我慢して自分の感情を出すこともできないなんて…
逆にそれって夫婦って言えますか?
信頼し合っているからこそ、怒ったり、泣いたり、自分の弱い部分を見せることができる。
そして、喧嘩をすることでスッキリすることもあるし、お互いを見つめなすきっかけにもなると思います。
しかし、子どもの前で喧嘩することは良くないです!
私も子どもの前で夫婦喧嘩をして待ったことがあります。
子どもの前で喧嘩をしてしまうと子どもが寝付くまでに時間がかかったり、幼稚園でも元気がなかったりと子どもに精神的なストレスを与えてしまいます。
きっと、喧嘩しているところを見てしまうと不安になるのだと思います。
親が仲良くすれば子どもも自然と笑顔になります。
そのためにも、子どもの前では喧嘩をせず、子どもが寝た後やちょっと外に出たりして喧嘩するようにしましょう。
喧嘩をするとお互い頭に血が昇っています。
どちらかが、いったん外に出て気持ちを切り替えるのも必要です。
比較しても意味がないことに気づく
まわりを見渡してみてください。
世の中には、たくさんの子ども達がいます。
その子ども達がみんな同じように勉強や運動ができて、大人のいうことを聞く子どもだったらどうでしょうか?
自分の子どもが可愛いと思えるでしょうか。
まわりの子どもとは違う唯一無二の存在だから、愛おしいと思えるのではないでしょうか。
そう考えると、〇〇さんの子どもは勉強ができるのに、〇〇さんの子どもはもうオムツが取れたのに、
「それに比べてうちの子は…」そんなこと考えなくていいです。
成長がゆっくりだとしてもその子なりに成長しています。
ゆっくりでも成長している我が子だから可愛いのです。
よその子はよその子。
目の前で成長している子どもに目を向けて、愛せるようにしましょう。
自分の経験を子どもに押し付けない
自分の経験を子どもに押し付けてはいけません。
なぜなら、自分と子どもは全然違うからです。
自分が子どものときに我慢できたことでも、同じように我慢できるかといったらそうではありません。
困難に強い人もいれば、弱い人もいます。子どもも同じです。
自分がこうだったから、子ども達もこうあるべきだという考えは捨てましょう。
特に体育会系の方は、我慢することが美徳だと考えがちです。
子どもの表情が暗いときはSOSのサイン!
そのサインを見逃さないようにしてください。
見栄を張らず冷静な判断
「隣の芝生は青い」ということわざがあります。
「他人が持っているものがやたらと良く見えてしまう」という意味です。
自分の知り合いが良い生活をしていると「自分も負けないようにしよう」と変な見栄やプライドを持ってしまいます。
ただ…つまらないプライドや見栄を優勢して決断したことは、ほぼ良い結果にはなりません。
特に大きな決断をするときには、自分のことだけでなく総合的な考えを踏まえた上で、冷静な判断をすることが必要です。
私も家を建てたことには後悔していませんが、子どもの教育のことを考えると焦る必要はなかったのかと感じます。
まわりにいい格好をしたいから家を買うのですか?
そうじゃありませんよね。家族と豊かに楽しく暮らしたいから住まいを決めるのです。
賃貸だろうが、一戸建てだろうが
新築だろうが、中古だろうが
住んでみて家族が楽しく過ごすことができればそれは立派な住まいです。
まわりのことは気にせず冷静に物事を考えてみてください!
まとめ
今回の記事では私の体験談を元に後悔したことをお話しさせていただきました。
7年しか子育てをしていない私でも5つの後悔がありました。
それだけ子育ては難しいし、働きながらだったら本当に大変なことですよね。
これは母から長男が産まれたときに言われたことなのですが
子育ては子どもが小さいときは大変よ。
でも大変なときにしっかり愛情をかけたら、その分必ず子どもたちが愛情を返してくれるから頑張りなさい!
母はもう亡くなりましたが、この言葉は頭にずっと残っています。
記事の最初に書かせてもらいましたが、子どもと過ごせる時間は限られています。
そして思ったよりも短いです。
子育てで後悔のないようにするために、子どもとの時間を1日1日大切にしてほしいと思います。